お久しぶりです。すっかり一年更新が板についてきてしまったcocotoriです。
今日はストリエの話をしたいと思います。
トークアプリ風の小説投稿サイトとして2015年に登場し、
漫画とも小説とも違う画期的な表現方法に、
多くの投稿者さんが集まり賑わっていたサイトでした。
特記すべきは素材の多さであり、
数多くのイラスト作者さんが積極的に素材を提供してくれたお陰で、
表現豊かな作品が沢山登場したのだと思っています。
2016年に一度閉鎖の危機があったものの、
運営会社を移しての続行が決まったときには本当に胸をなでおろしたものでした。
その際に少なくない方がストリエを去ることを選んでおり、
残念ながらかつて程の賑わいではありませんでしたが、
それでも毎週更新の連載が何本も立つような、
そしてそれにコメントが盛んにかわされるような、
確かな賑わいを見せていた場だった思っています。
そうして存続してきたストリエですが、2021年3月2日。
ついに、今度こそ本当の終わり。サービス終了となりました。
今まで本当にありがとうございました。
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cocotoriとストリエ
cocotoriもストリエに投稿していましたよね。
・ドロイドさんとの何気ない会話
・Hello, my sibling
・王都で踊る黒きマインダー
等・・・
特に、王都で踊る黒きマインダーは、
ストリエサービス直前まで更新を続け、滑り込みで完成させた作品です。
それにも関わらず毎話読んでくれる方がいて、
本当に嬉しかったし、勇気をもらいました。
サービス終了から1ヶ月とちょっと前。
公式からサービス終了の予告が報じられてから、
いろいろなことを思いました。
マインダー、作り始めたのは3,4年前なんです。
その時も、多いとは言えないけど読んでくださる方がいたのに。
これまでの間に、終わらせることも、もっと発展させることも、
なんだってできたはずなのに、
一体何をしていたんだと。
いろんなサイトやサービスも、
その時読んでくれるファンの方も、永遠ではない。
いつかはいなくなってしまうし、タイミングを逃せば、
できることもできなくなってしまう。
そういう思いもあって、意地でも完成させましたし、
無事、サービス終了前に完成させることができたのは
なんというか心の支えになっています。
もちろん、回り道をしたことで得られるものもあると思います。
今回のマインダーを終盤追っかけてくれた方々は、
新しくできた読者の方々で、
このタイミングでなければ出会えなかったと思います。
ほんと、星のめぐり合わせだと思っています。
そういうのも含めて、「今」ってタイミングが必ずある。
それを逃さないように、これからもひたむきに創作したいなって思います。
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最後の最後の記念絵。
マインダーはもう読むことができないけど。
作品が存在したんだって事実はわたしの中に、
そして読んでくれた人の中に必ず存在してるから。
作品で得たものを糧として、進みます。
[3回]
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